中央ヨーロッパと北西ヨーロッパの影響を受けた地中海の地方、フリウリ・ヴェネチア-ジューリア。
今日のトラットリアは、フリウリ・ヴェネチア-ジューリアの店です。フリウリ・ヴェネチア-ジューリアは、地中海にありながら、中央ヨーロッパと北西ヨーロッパの影響を色濃く受けた、個性的な地方。アフリカやアラブの影響が強い南イタリアではまったく感じない異国情緒があり、とてもドラマチックな地方。私は、バックパックでイタリア各地を巡りました。お金が無かったので、各地でキリスト教の無料宿泊所を利用しました。初めて...
View Articleベルガモの肉にこだわるトラットリア。
各地の有名トラットリアを巡って、イタリアグルメ旅をしてしまおう、という今月のリチェッタ。アクセスが難しくて簡単には行けず、食文化も歴史も独特なサルデーニャ、何でもあってとにかくスタイリッシュなミラノの次は、オーシオ・ソットという、聞いたことない場所にある店。オーシオ・ソットはロンバルディア州、ベルガモ県のコムーネ。ミラノからも近いので、ちょっと足を延ばすのにもいい場所です。オーシオ・ソットベルガモは...
View Articleミラノのトラットリア。
最初に紹介した店は、ヌーオロのイル・リフージョでした。イル・リフージョ料理は“フラッタウの卵添え”フラッタウの話をするなら、当然パーネ・カラザウの話もしないとね。サルデーニャ名物の薄焼きパン、パーネ・カラザウはとても有名なので、サルデーニャに行ったことのない私でも知っていました。どんなものだろうという興味だけはあったのですが、初めて出会ったのは、ミラノのパン屋でした。買いながら、サルデーニャまで行か...
View Articleイタリアの地元の食材を知り尽くしたトラットリアの名物料理でイタリア中を巡るグルメ旅。
(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)は、2024年1月号の解説が始まりました。えっと、この時間軸では2024年ですから。現実とは違うので、そりゃ混乱しますよねー。毎月丁寧に訳していたら、いつの間にか現実世界とは2年程遅れが出てしまったという訳です。まあ、あまり気にせずにやってますので、ちよっとしたパラレルワールドだぐらいに思っていただければ幸いです。1月号のリチェッタは、イタリア各地の有...
View Articleアサリ入りパッパ。
(CIR)の今月の料理の解説です。海がないミラノで、スタイル重視で新鮮な魚を出すトラットリア、“ランゴステリア”の人気料理は、“アサリ入りパッパ・アル・ポモドーロ”。パッパは、堅くなったパンをトマトで煮たトスカーナの素朴な家庭料理。パッパ・アル・ポモドーロトスカーナのオステリアのパッパ。パッパの歴史ランゴステリアは、パッパにアサリを加えました。あまり聞いたことないと思ったけど、パッパ・アル・ポモドー...
View Articleミラノで最高の魚料理体験ができる店、ランゴステリア。
グランデ・トラットリアの名物料理、2品目はミラノのランゴステリア・クチーナというトラットリアの料理です。ランゴステリア・クチーナミラノの店はトラットリアと言えど、かなりおしゃれ。何よりも大事なのはスタイルで、トレンドはしっかり押さえている店。ランゴステリアというグループは、エンリコ・ブオンコーレという人のコンセプトから生まれたレスラン、ビストロ、カフェなどのグループ。海がないミラノで、海が味わえて体...
View Article今のイタリアでトラットリアに求められてること。
それでは(CIR)2024年1月号の解説です。1月のリチェッタのテーマは、イタリアのグランデ・トラットリアのピアッティ・クラシチです。今、イタリアでもっとも評価されているのは、地元の食材とその活かし方を知り尽くした、シンプルな料理を出す家族経営の店。こんな店をグランデ・トラットリアと呼んでいるようです。トラットリア、オステリア、リストランテなどの違いを説明する動画。グランデ・トラットリアという表現、...
View Article(CIR)2024年1月号まもなく発売です。2024年版定期購読も受け付け開始しました。
(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)の2024年版1月号、まもなく販売です。1月号の販売と同時に2024年版の定期購読の申し込みの受付も開始しました。2023年の定期購読をご利用の方、1年間ご利用ありがとうございました。定期購読は自動的に更新はされませんので、お手数ですが2024年版の定期購読は、こちらのフォームからお申し込みください。お問い合わせはこちらからどうぞ。==========...
View Article2024年版(CIR)定期購読の受け付け開始しました。
2023年の(CIR)の解説も、昨日で終了となりました。次は2024年版の(CIR)の開始となりますが、2023年の定期購読も終了となりました。1年間、ご利用ありがとうございました。定期購読を継続していただける場合は、自動的な継続とはなりませんので、こちらのフォームから新たな定期購読の注文をお願いいたします。==============================================...
View Articleクリスマスの去勢鶏と新年のコテキーノとレンズ豆。
今日のお題はイタリアのクリスマスの食材、その2。ドルチェの次は肉です。まずはなんといっても去勢鶏。見たことないし食べたこともないので、どんなものか、想像は無限に広がりますね~。クリスマスのカッポーネ(去勢鶏)。フランス語ではシャポンと呼ばれる高級食材。イタリアの去勢鶏は、ピエモンテはクーネオのモロッツォmorozzoという地方の名物。モロッツォのカッポーネ。モロッツォのカッポーネ祭りは秋の香りの中で...
View Articleバンド―ロかパネットーネ問題は、きのこたけのこ論争に等しいんだって。
そろそろ12月号の話も終わりに近づいています。今日のお題は、イタリアのクリスマスと年末に欠かせない食材の話。クリスマスと言えばパネットーネ。で、パネットーネと言えばすぐに出てくるのが、パネットーネとバンド―ロ、どっちにするか問題。いつもなら我が家はバンド―ロ派だとか、パネットーネの方が好きとかいう意見が飛び交うのですが、最近の世間が出した結論は、両方。食べればいいじゃんというもの。ちなみに私は、ミラ...
View Article北イタリアでバカンス。
今日のお題は、イタリア人がクリスマスや新年のバカンスを過ごすホテル。例えば、コモ湖のほとりのドロミティの伝統的なホテルだって。どんなホテルなんでしょうねー。コモ湖のヴィッラ・デステ。そもそもコモ湖のホテルは冬は休業。ただ、5つ星の超豪華ホテルヴィッラ・デステは、今年は創業105年なので、1月6日の主顕節の日まで営業を延長するそうです。花はイタリアで一番有名なフラワーデザイナーの作品だって。バカンスと...
View Articleクッカーニャの地は、ミルクとバターの湖があり、ワインの川が流れ、蜂蜜の雨が降る。
今日のお題は、“クッカーニャcuccagna”という言葉です。労働も心配もなく豊かに暮らせるというヨーロッパの中世から伝わる食べ物や豊かさが無限にあふれる伝説上のユートピアのこと。ブリューゲルの油彩画で有名。フランドル地方では人気のモチーフで、グリム童話にもこの話かあるそうです。この地方ではブリューゲルの“コッカ―二ュの地”の油彩画が有名ですが、イタリアでは、“il paese del...
View Articleイタリアの新しいマスター・オブ・ワインが選ぶコンテンポラリーな赤ワイン。
イタリアの新しいマスター・オブ・ワイン、アンドレア・ロナルディが提案するPinosophyの概念。イタリアの食の分野のカリスマたちは、深い哲学への造詣がある人が多く、言ってることの意味が分かるまで、かなり苦労します。マスター・オブ・ワインも例外ではありません。なので、それなりにかみ砕いて解説していきます。彼の哲学をまとめたものが、Pinosophy。彼が考え出した言葉です。超分かりやすく言うと、彼の...
View Articleイタリアの新しいマスター・オブ・ワイン、アンドレア・ロナルディ
イタリアの飲食界隈のオピニオンリーダーの話、今日はイタリアワイン界隈の話です。その人は、アンドレア・ロナルディと言います。新しいマスター・オブ・ワイン・イタリアーノだそうです。ワイン業界で最も権威のある資格だそうで、イタリアではこの資格を持つ人は彼で2人め。ワインを評価し、市場を分析し、農学的な選択を理解し、セラー技術を議論し、国際貿易の動態を読み、現代の主要な問題を解釈できる能力が求められる資格だ...
View Article人間力最高のカリスマ、ダリオ・チェッキ―ニ。
お題は、イタリアの料理界隈を牽引した人たち。主役はアルタクチーナのグランシェフから、天才ピッツァイオーロへと移り変わりました。あの熱狂の時代を経験した後に、冷静に当時を振り返ってみると、すごいうねりでした。世界中が湧きたちました。ピッツァイオーロの次に、この世界的な熱狂を引き起こした人物は、シェフでさえありませんでした。肩書は、肉屋で詩人。ダリオ・チェッキーニという人です。トスカーナの彼の店には信者...
View Articleアルタ・クチーナの次は天才ピッツァイオーロが牽引するあまりフォーマルでない料理の時代がやってきます。
グアルティエロマルケージに代表されるアルタ・クチーナのシェフとその料理が一世を風靡した時代の後、あまりフォーマルでない料理の時代になります。その代表は、フランコ・ペペのピッツァ。フランコ・ペペはそのピッツァが国際的な賞を次々に取り、雑誌や配信動画などのマスコミに注目され、あれよあれよという間に大ブームが起きて、世界一のピッツァという評判が世界中に定着します。フランコ・ペペのピッツァマルゲリータが彼の...
View Articleマルケージが牽引した30年。
ミラノのリストランテ界隈を引っ張ってる注目の若手シェフの料理を紹介してきましたが、その元祖はグアルティエーロ・マルケージGualtiero Marchesiで、彼のレストランはフランチャコルタFranciacortaの丘のアルべレートAlbereto、そして彼の代表的な料理は“金箔入りのリゾット・ジャッロrisotto giallo con la foglia...
View Articleキャロットケーキとマスカルポーネクリーム。
ミラノの注目シェフのクリスマスのプランゾのドルチェは、ド派手なインパクト強めの料理を考え出している人には珍しく、どちらかというと素朴なケーキ、“にんじんとくるみのドルチェ”。ベースはキャロットケーキで、ペカンナッツ入り。そこにミラノお得意のマスカルポーネソースをかけたドルチェ。キャロットケーキはイタリア語ではトルタ・ディ・カロ―テtorta di...
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