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Channel: イタリア料理ほんやく三昧
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ラルド

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今日はまず、今週末に迫ったイベントの告知から。
3月15日(土)、16日(日)の両日、『洋COOK BOOK FAIR in Tokyo』が開催されます。
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普通の書店ではまずお目にかかれない、世界の料理の専門書を、手に取って見ながら買える、という、画期的なイベントです。
主催は、料理書専門古書店のonakasuitaさん。
webページはこちら
新宿の一軒家の部屋や庭を使った、アットホームなイベントです。

フランス、イタリア、アジアの料理書の専門店たちが出店します。
もちろん、イタリアはクレアパッソが出店です。
当日は、私も行きますよー。
本、一杯出します。
ぜひ、遊びに来てください。
お待ちしています。

場所は、こちら

さて、ポレンタ関連の話で、古代ローマの料理の話を少ししましたが、ラルドも、古代ローマ時代からほとんど作り方が変わっていない食材です。

コロンナータのラルド。
 ↓
lardo di Colonnata
lardo di Colonnata / gramulin



豚の脂身だけど、美味しいものは美味しいから、カロリーなんか、気にならないもん、
と思っていた私ですが、超ショッキングな話を知ってしまいました。

古代ローマでも、ラルドは、エネルギー消費の多いガテン系の人のための食べ物だったんだってー。

レギオン軍団の兵士には3日に1回、支給されたんだって。
ぶほ、レギオン軍団と言えば、こんなみなさん。

 



命がけで戦う戦士と同じ食べ物を、一日中ほとんど運動しないおばちゃんが食べていいのでしょうか。
兵士以外にも、大理石鉱山の鉱夫の間でも人気だったんだって。
やっぱり、美味しいからって気楽に食べれるもんじゃないなあ。

20世紀半ばまでは、ラルドとラードは料理の基本の食材で、農家の食事のベースだったんだそうです。

ラルドを語るには豚を知らなくては。
次は豚の話です。



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