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Channel: イタリア料理ほんやく三昧
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スポンジ生地

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現在、スポンジ生地の迷宮を探索中です。

パータ・ジェノワーズは、共立てスポンジ生地のフランス語で、ジェノヴァの人が作ったことにちなんでジェノワーズ生地という名前がつきました。
Lejla Mancusi Sorrentino著『La Dolce Italiana』によると、この命名をしたのは、シブーストなんだそうです。
フランス料理に詳しくないので、何とも言えませんが、そうなんですか?

イタリア語で、共立てスポンジ生地はpan di spagna。
でも、フランス語だとパータ・ジェノヴェーゼpâte génoise、この言葉のイタリア語はpasta genoveseなので、ここでちょっと混乱が。

pan di spangaとpasta genoveseは、同じものなのか、違うのか。

素人は、どっちでもいいや~と思いがちですが、イタリアのwiki先生によると、アングロサクソン系はパータ・ジェノヴェーゼが一般的で、イタリアではパン・ディ・スパーニャが一般的なんだそうです。

上のストロベリーケーキはパン・ディ・スパーニャ、下はレモン・ジェノワーズケーキ。






パン・ディ・スパーニャ(上)とパータ・ジェノワーズ(下)。
 ↓






混ぜる時に熱するのがジェノワーズ、熱しないのがスパーニャ。

ちなみに、別立てのスポンジ生地は、イタリア語ではパスタ・ビスコットと言います。

そういえば、きのうはパスクアでした。

ジェノヴァには、パスクアの名物、トルタ・パスクアリーナと言うのがありました。
トルタだけど、ケーキじゃありません。
野菜のパイ。




次こそは、サクリパンティーナの話です。
多分。


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