Quantcast
Channel: イタリア料理ほんやく三昧
Browsing all 2558 articles
Browse latest View live

ウニのパスタ

ブログ再開です。現在販売中の3月号の解説で、サルデーニャのウニのリングイーネを訳して以来、ウニのパスタ、食べたい病です。ウニのパスタは、メニューにあればなぜか必ず食べたくなる、ちょっとしたキラーメニュー。醤油風味の和風パスタもいいですけど、これからのシーズン、海辺で、波の音をBGMに、爽やかな風に吹かれながら、冷えた白ワインと一緒に食べる気分をちょっとでも妄想するなら、醤油も生クリームも入らない、地...

View Article


学年末

まだ6月なのに、日本のこの暑さは、いったいどうなっちゃったんでしょうねー。夏前に夏バテしそうです。でも、イタリアからは元気な便りが届きました。segnalibroさん、イタリア生活エンジョイしてるなあ。それでは、お願いしまーす。外国人の為のイタリア語学校も、そろそろ学年末を迎えます。...

View Article


ウニのパスタのリチェタ

ウニのパスタ、リチェッタはあまり大きなバリエーションはありませんが、各地のものを集めてみました。まずはスローローフードの“リチェッテ・ディ・オステリーエ・ディ・イタリア”シリーズ『ペッシェ』から、サルデーニャのカリアリのリストランテSu Talleriの一品。ウニのバべッテ Bavette ai ricci di mare材料/4人分 バベッテなどのロングパスタ・・400g ウニ・・4ダース...

View Article

イセエビのフレーゴラ

ウニのパスタに注目するきっかけになったのは、「総合解説」3月号のサルデーニャ料理の記事でした。この記事で、ウニのリングイーネの次に惹きつけられたのは、イセエビのフレーゴラです。アサリのフレーゴラ。 ↓トマトのフレーゴラ ↓帆立貝のフレーゴラ ↓ラタトゥイユのフレーゴラ ↓ビーフシチューのフレーゴラ...

View Article

コローナのフレーグラ

サルデーニャ、オリスターノ県のシーアマッジョーレという、人口980人の海にも面していない小さなコムーネで、最大客席数600人という大宴会場を持つレストラン、ダ・レンツォを経営するシェフ、レンツォ・コローナ氏は、いったいどんな人物なのか。店のオープンは1984年。「なぜなら料理することしか知らなかったから」、この店を始めた、という彼のカッコイイ言葉が、『トラディツィオーネ・グスト・パッシオーネ』では引...

View Article


フレーゴラのリチェッタ

はい、それではフレーグラ(フレグラ、フレーゴラ)のリチェッタです。その前に、とても分りやすいフレーゴラの説明の動画をどうぞ。乾麺のフレーゴラには大、中、小の3サイズがあり、ゆで時間はだいたい15分。まずはやり手レストラン経営者が作る乾麺のサルデーニャの伝統パスタのブランド、コローナのwebページ(こちら)から。こちら。イセエビとフレーグラのズッパ Zuppa di Aragosta con...

View Article

コンフェッティ

個人的な話で恐縮ですが、私、コンフェッティが好きなんです。 驚異的に日持ちがするし、味のバリエーションが無数にあるので、イタリアから自分へのお土産用に買って帰って、100均のガラスのコンテナーに詰めて飾って、数か月かけて、ちびちび食べて楽しんでいます。 でも、今一つ、コンフェッティって地味。 フランス語でドラジェて言うと、少しは華やいで聞こえます。こんなにカワイイのに。...

View Article

上質コンフェッティの条件

それでは、『ガンベロ・ロッソ』が選ぶ、アーモンドのコンフェッティ、ベスト10の紹介です。あっと、その前に、職人が決まり事を厳密に守って厳選した材料で作られるために、グルメの食べ物と言われるコンフェッティ。その評価のポイントは、どこにあるのでしょうか。まずは、やはりアーモンド。イタリアでアーモンドと言えば、シチリアのアーヴォラAvola産のもの。厳密に言うと3品種が栽培されていますが、代表的なのはピッ...

View Article


アーモンドのコンフェッティ、ベスト10

ガンベロ・ロッソが選ぶ、アーモンドのコンフェッティ、ベスト10。ソースはちょっと古いけど、2012年3月号です。1位は、プーリアはアンドリアのムッチ。10軒のうち、食べたことがあるのは、ここのだけでした。確かに、美味しかった。店のwebページはこちら。右側の『catergorie』の欄にずらーっと並ぶ種類を眺めてるだけでもウキウキしますが、アーモンドのコンフェティをクリックすると、なんとその先に、1...

View Article


クレーマとグラナ・パダーノ

クレーマという町を知ってますか?ロンバルド州クレモナ県の、クレモナに次ぐ、人口3万人あまりの町です。覚えやすい名前ですよね。でも、クレーマというカワイイ名前は、残念ながらクリームとは何の関係もなさそうです。地理的には、ミラノとクレモナの中間点あたり。観光地としてあまりメジャーじゃなさそうですが、『ラ・クチーナ・イタリアーナ』のグルメ紀行によると、美味しいものもあって、ふらっと寄ってみるのも楽しい町か...

View Article

グラナ・パダーノのカルボナーラ

グラナ・パダーノの料理って、何かあったっけ。・・・、・・・、えーっと。何も思いつかない・・・。見事なまでに、脇役に徹したチーズですね。逆に言えば、何にでも使える。グラナ・パダーノ管理組合のwebページには、様々なリチェッタが紹介されていますが、その中で、ちょっと気になったのがカルボナーラです。とりあえず訳してみますね。原文はこちら。カルボナーラ・パダーナ Carbonara Padana材料/4人分...

View Article

ローディ

今日はイタリア便りです。ではどーぞ。 6月初旬のことですが、日本からお友達が遊びに来てくれたので、ミラノ近郊の町Lodiへ行ってきました。 ローディはミラノの南東約30Kmに位置する人口4万5千人ほどの町で、現在は酪農の盛んなところです。 ミラノからの行き方はいろいろありますが、今回はミラノ中央駅からローディ駅まで所要約30分の列車の旅。...

View Article

ヴェッキア・ローディ

イタリア便りで、segnalibroさんが教えてくれた陶器、ヴェッキア・ローディがすごく気になっています。ミラノからたった30分で、イタリア的な陶器の町に行けるなんて。この町で、陶器屋さん巡りをするのはすごく楽しそう。町も美しい建築物がたくさん。皿のデザインには温かさ、優しさ、職人技が感じられるし、3次元的な造形も自由な発想。葉や樹木、野菜など、地元の自然の素材を陶器で再現。ヴェッキア・ローディがで...

View Article


ロディジャーノのラスパドゥーラ

グラナ・パダーノの話をしていたところでローディーの話になったので、ついでですから、チーズの話でも。ローディーの名産品、ロディジャーノの話は、このブログでも以前、こちらで取り上げています。グラナ・パダーノとロディジャーノは、よく似たチーズで、どちらも、一般的に、“グラナ”と総称されるポー河流域で作られる硬質チーズです。主な違いは、カードをプレスしてホエーを出すか出さないか。出さないのがロディジャーノで...

View Article

小麦の収穫

えー、もう7月も後半突入ですかー。総合解説の次号が遅くなって、大変申し訳ございません。もうすぐ発売予定です。それにしても、もうすぐ夏休み?日本もイタリアも、6月から7月にかけての初夏の時期は、小麦の収穫時期なんだそうです。小麦は、雨に弱いので、この時期が梅雨のまっただ中の日本では、さらに台風なんかきちゃった日には、大変ですよね。今年みたいな年には、つくづく日本はお米の国だなあと思います。小麦と雨につ...

View Article


パスタ・マッタ

硬質小麦は、6月末に収穫したら小麦を完熟させて脱穀します。昔ながらの手作業による収穫と脱穀。精が出ますねー。...

View Article

パスクエッタの子羊

「総合解説」2012年4月号の記事から、まずは“バスクエッタの子羊”について、ちょっと解説です。“パスクエッタ”。直訳すれば小さなパスクア。パスクアは、ご存じのとおり復活祭のこと。キリスト教の世界のみならず、イタリアの地方料理の世界では、クリスマスに次いで重要な祝日です。毎年、春分の後の最初の満月の次の日曜日が復活祭です。来年2015年は、4月5日。そしてパスクエッタというのは、復活祭の翌日の月曜日...

View Article


そら豆とグリーンピース

今日は、『サーレ・エ・ペペ』の記事の解説です。問題。パスクエッタ以外に、イタリア人がこぞってピクニックに行く日はいつでしょう。ヒントパスクエッタは、待ちに待った春が来て、うきうきしちゃう頃。問題の日は、春になってポカポカしてきて、畑に戻る前の最後の息抜き。答え5月1日です。この日は各地で春の到来を祝うカレンディマッジョというお祭りが開催されますが、アッシジの祭りは特に有名。...

View Article

イースターエッグ、ルーコラ

イタリア料理の季節のイベントで、大きなものは、クリスマスとはパスクア。パスクアはキリストの復活にかけて春の訪れを祝う再生の祭り。イタリア料理の1年をスタートさせるには、ぴったりのお祭りです。2012年4月号の「総合解説」のテーマも、復活祭。この祭りの主役の食材は、子羊、卵、リコッタ、パン。卵のゆるキャラたち。鶏、豚、ネズミ、猫、牛、魚、なんでもできるんですねー。でも、考えてみたら、色つきゆで卵ってど...

View Article

トルタ・カプレーゼとマリトッツィ

今日はチョコレートケーキの話。偶然ですが、「総合解説」2012年4月号には、チョコレートケーキのリチェッタが2つ載っています。そして、そのどちらもが、小麦粉が入らないチョコレートケーキです。一つはローマのユダヤ料理で、過越祭(ユダヤ教の復活祭)の時に作る卵白のチョコレートケーキ。もう1つはカンバーニアの名物ケーキ、トルタ・カプレーゼ。カプリ島のケーキという名前なのは、単純にカプリで生まれたケーキだか...

View Article
Browsing all 2558 articles
Browse latest View live