『ラ・クチーナ・ディ・ローマ・エ・デル・ラツィオ』
今日は新入荷の本のご紹介。“イルストラーティ”シリーズの本、『ラ・クチーナ・ディ・ローマ・エ・デル・ラツィオ』です。このシリーズは、料理研究家2人とカメラマンの3人組の料理書で、特に写真の空気感が独特で、とても美しい本です。今回はローマ料理の本ですが、料理研究家の一人とカメラマンがローマ在住なので、満を持してという感じで、これまでにも増して写真が素晴らしいです。例えば、どんな写真かと言うと、この本の...
View Articleレンズ豆とザクロ
クリスマス前に紹介した動画、缶詰の豆を使った白いんげんの小鳥風、作ってみたら超簡単にトスカーナの味になっちゃっいましたよー。こちらのページリチェッタを調べてみると、にんにくとセージ風味がトスカーナの白いんげん料理の基本のよう。年末年始のイタリアの豆といえば、食べると小金が貯まるというレンズ豆。栗きんとんとレンズ豆をダブルで食べれば、小金、貯まっちゃうかなあ。レンズ豆って意外ときれいですねえ。これこれ...
View Article『ドルチ・ディ・カーザ・ミア』
2014年ですね。今年もよろしくお願いします。それでは新年のスタートは、新入荷の本、『ドルチ・ディ・カーザ・ミア』のご紹介から。この本の著者は、マウリツィオ・サンティン氏。アンティカ・オステリーア・デル・ポンテの2代目です。...
View Articleメスチュア
今日はリグーリア料理の話。mesciuaです。どう発音するのか、ちょっと戸惑いますよね。ヒントは、元となった言葉はmes-ciua。意味はmescolata、ミックスしたという意味。メスチュアと発音します。ミックス豆のスープですね。チンクエテッレがあるトスカーナに近いラ・スペツィア地方の名物です。作り方の動画はこちら。残り物の豆を混ぜて作ったスープと言われていますが、『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の...
View Articleブランケット
今日はフランス料理の話。とは言っても、イタリアの家庭でも一般的なフランス料理です。イタリア料理には、ちょいちょいフランス料理が出てきますよね。今回の料理、“ブランケット”も、イタリア料理の立場から見たフランス料理の話です。『サーレ・エ・ペペ』の記事です。この記事は、こんな風に始まります。「フランス人て、料理にちょっと特別~な雰囲気の名前つけるの、うまいですよねー」ほお~、なんとこれは、イタリアの料理...
View Article1月のパネットーネ
今日はパネットーネの話。あれ、なんだろう、この過去のもの感。あれから一か月もたってないのに。なんだかレトロな雰囲気漂わせてます。今回は、『ア・ターヴォラ』の記事、“クリスマスだけじゃなパネットーネ”の紹介ですが、このタイトルがぶっちゃけているように、別の言い方をすれば、パネットーネの販促記事です。パネットーネ業界は、第二のスプマンテの座を狙っているようですよ。かつてイタリアでは、スプマンテは年末年始...
View Articleカルロ・クラッコのズッパ・イングレーゼ
ズッパ・ドルチェの続きです。『サーレ・エ・ぺぺ』の記事によると、ズッパ・イングレーゼに代表されるズッパ・ドルチェは、イギリスの貴族たちによってシラバブのトライフルがイタリアに、詳しく言えばイギリスの貴族との交流が盛んだった16世紀のエステ家の宮廷料理人に伝わって、アレンジされました。スポンジ生地でなく、地元のブラザデーラbrazadelaという素朴なチャンベッラにクレーマ・パスティッチェーラとチョコ...
View Article『カルロ・クラッコの地方料理』
今日は、カルロ・クラッコシェフの新刊のご紹介です。前作『クールにしたいならエシャロットを使う』は、イタリアでは相変わらず売れていますが、昨年の11月に、早くも次が出ました。『A QUALCUNO PIACE CRACCO』というタイトルですが、わかりにくいので、クレアパッソでは、『カルロ・クラッコの地方料理』という日本語で販売することにしました。この本の表紙にも、「LA CUCIN...
View Articleワインの計り売り
今日はsegnalibroさんのイタリア便りです。今年は暖冬ですが、びっくりするほど雨が多い北イタリアです。週末、あてもなく出かけた大雨ドライブの途中、「Vini Sfusi」 という看板のかかった小さなお店を見つけました。どうやら、ワインの計り売りをしてくれるお店のようです。こんなタンクが10個ほど並んでいて、お好みのワインをホースでボトルに注いでくれます。...
View Articleルーコラとルコリーノ
今日はルーコラ(ルッコラ)の話。ルーコラって、栽培しやすいハーブのようですね。プランターならアルプスでも育つんだって。ベランダ栽培のルーコラ ↓古代ローマ時代から栽培されていたそうです。ルーコラの学名eruca...
View Articleコーニェ
久しぶりの大雪で、雪かきしてたら雪かきハイになっちゃって、取りつかれたみたいに張り切っちゃいました。おかげて、今日は太ももの裏と腰が超筋肉痛です。前屈ができません。北国の人はこれが毎日なんだから、大変ですねー。今日のお題は、イタリアの北国、ヴァッレ・ダオスタのコーニェです。標高1544m。グラン・パラディーゾ国立公園の中にあって、冬はスキーやエコトゥーリズモの本場としてヨーロッパ中から人が訪れる場所...
View Articleイタリアの有名カーニバル
長く寒い冬をじっと耐える、その気持ちがやたらにわかる今日この頃です。今週、また雪が降ったらまた雪かきするんだ~と思うと、心が折れそうです。そこで、雪がやんだら、畑に戻るぞ!、という気持ちを込めて、イタリアの有名カーニバルの陽気な映像でもどうぞ。まずはヴェネチアのカーニバルの開幕を告げるvolo...
View Articleクラプフェン、ボンボローニ
イタリアのカーニバルの話、続けます。2月23日スタートの、プーリアのプティニャーノのカーニバルは、今年で620回目。ヨーロッパでもっとも古い伝統のあるカーニバルなんだそうです。公式webページはこちら。今年のテーマは、生誕200周年を迎えたイタリアの誇る大作曲家、ジュゼッペ・ヴェルディ。伝統に戻ることは前進だ、というキャッチフレーズです。見ごたえありそうですねー。カーニバルはイタリアで一番無礼講でカ...
View Articleカーニバルのフリトレ
オリンピックも終わって、今朝は祭りが終わる時のちょっとさびしい余韻が残っていますが、今年のカーニバルはこれからが本番。まだ引っ張りますよー。シチリアで一番美しいカーニバルがうたい文句の、カターニア県はアチレアーレのカーニバル。2013年のアチレアーレのカーニバルの観客へのインタビュー。...
View Articleカネデルリ
今日は、北イタリアの農民料理の基本、と言われる料理の話。なんだと思います?ヒントは、語源はドイツ語。さらに、冬の台所に、パンと牛乳と玉ねぎ、スパイスしかない時、何を作りますか?答えは、この料理です。 ↓Festa dei canederli ~ Knödelfest / Val Gardena - Gröden...
View Articleカンパーニアのポレンタ料理
北イタリアの主食として広まったポレンタですが、なぜかカンパーニア人の心もとらえたらしく、カンバーニアには、様々なポレンタ料理があります。ナポリ商工会議所の力作料理書、“ラ・グランデ・クチーナ・カンパーナ”シリーズの『フリット・ミスト』には、南イタリア各地にあるポレンタのフリット、“scagliuozzi”以外にも、「ポレンタ」という章に約30ものポレンタ料理が載っています。ほんとに超詳細で豪華な仕様...
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