チコーリアを育てる
今日のお題はチコーリア。『ヴィエ・デル・グスト』の記事の解説です。チコーリアって、野草だと思ってましたが、ちゃんと栽培もしてるんですねー。しかも、とても栽培しやすくて、ベランダのプランターでも栽培できるとは。市場で売ってるチコーリア。 ↓チコーリア・セルヴァティカ。目印は薄青色の花。 ↓プーリアの付け合わせの定番、空豆とチコーリア。イメージはチコーリアのお浸し。...
View Article生ハムとメロン
メロンをいただいたので、生ハムと一緒に食べよーと思いました。でも、テキトーに盛り付けたらなんだかしょぼくれた生ハムとメロンになっちゃいました。生ハム代奮発したのに~(涙)。生ハムとメロンの美しい、美味しそうな盛り付けとは?定番はメロンのくし切りに生ハムを巻きつける。でも、生ハムが薄すぎると破れてしまうので以外と難しい。ボート形バスケット メロンのバラと生ハムのグリッシーニ...
View Articleカルボナータ
今日はカルボナータの話。『サーレ・エ・ペペ』の記事の解説です。カルボナータ、ってイタリア料理、知ってる人~?カルボナーラじゃないですよ。南米風にカルボナーダと言う人もいます。こんな料理です。牛肉の赤ワイン煮込み。ヴァッレ・ダオスタの伝統料理だそうです。フランス語のカルボネイドcarbonadeが語源のようです。そういえば、イタリアの伝統料理でビーフシチューのようながっつり牛肉を使った料理は、あまり見...
View Articleクリンジョネス
今日はパスタの話。『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。今日のパスタは、サルデーニャの“クリンジョネス”CulingionesまたはCulurgiones。イタリア料理のリチェッタを訳して○十年ですが、パスタに関しては、ほぼ毎月、新しい発見があります。底なし沼のようなパスタのバリエーションの豊かさには、ほんと驚きます。今回のクリンジョネス、作り方は記事でも細かく説明しているのですが、これは...
View Article『マンマミーア』
今日は、入荷したての本、『マンマミーアMammaMIa』の話。この本は、その名の通り、イタリアのマンマの味の料理書です。意外なことに、イタリアのおふくろの味がテーマの料理書って、あまり多くないんですよね。しかも、グルマン世界料理書賞を獲得するほど本格的で、見ごたえのある美しい本。イタリア人にとってのおふくろの味は、どんな料理なのか。伝統料理=地方料理と家庭料理はどう違うのか。料理の背景にある家族の記...
View Articleバローロのリゾット
今日はバローロのリゾットの話。『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。代表的なイタリア料理の一つで、ピエモンテの名物料理としても有名ですが、いざ作るとなると、バローロを料理に使うという、思いのほかもったいない料理で、敷居が高い。この1杯を前にして、飲まずに鍋に入れるって・・・、無理。コロンナータのラルド入りバローロのリゾット...
View Articleマルビーニ・アイ・トレ・ブローディ
今日はクレモナ料理の話。『サーレ・エ・ぺぺ』の記事の解説です。クレモナと言うと、ロンバルディア州南部にあって、エミリア=ロマーニャ州に隣接した町。食文化的には、“バッサ”と呼ばれるポー川流域の平野地方に属します。クレモナバッサ・パダーナ名物はトッローネとモスタルダ。料理ではマルビーニが有名なんだそうです。でも、知名度は低そうですねー。そもそも、マルビーニって何?こちらのページによると、クレモナでは人...
View Articleガンベロ・ロッソの『ストリートフード』
今日は7月に発売されて、まだホームページに載せていない本から。ガンベロ・ロッソの『ストリート・フード』です。ヴァッレ・ダオスタからサルデーニャまで、300軒以上を紹介しています。イタリアのストリート・フードに絞ったガイドブック。これは、イタリアに食べ歩きに行く人はもちろん、ショッピングに全財産つぎ込んで、食事は軽く済ませたいけどマクドナルド以外に挑戦したい人も必携の、便利で使える本ですよ。サイズも小...
View Articleイタリア映画とスパゲッティ
今日は、初心に帰って、スパゲッティの話。といういか、映画の中で、スパゲッティを食べているシーンの話。まずは、1954年のイタリア映画『Miseria e...
View Articleキッチングッズ
初心に戻ってスパゲッティの話の続き。今日は道具の話。皆さんは、スパゲッティの水切りは、どんなものを使っていますか?一番オーソドックスなタイプ ↓パスタの水切りは、イタリア語ではscolapasta。画像検索すると、いろんなデザインのものが出てきます。水切り機能付き鍋の蓋、さらにレードル置きや鍋敷きにもなる便利グッズもあります。これ、欲しい。...
View Article牛乳の自動販売機 km0
日本のみなさま、台風が暴れていますが、ご無事でしょうか。今日は久々に、イタリア在住のスタッフからのイタリア便りです。segnalibroさん、ありがとう。今回は、住んでいる人ならではの視点で、イタリアのとても魅力的な日常の風景を、レポートしてくれました。ちょっとはのどかな気分になれるかな。ブログ初登場なので、まずは簡単な自己紹介から。ではどうぞ。イタリア生活初心者です。...
View Articleイタリアでハラミ
イタリア便り第2弾。 肉の話です。 絶好調だなあ。 それではどうぞー。こんにちは。肉食系のSegnalibroです。BBQもいいけれど、この夏、私は日本式の焼肉が食べたくなりました。一番好きな部位はハラミです。安上がりな舌の持ち主でよかった。 イタリアのお肉屋さんには、見慣れない部位がたくさん並んでいて、かなり戸惑います。...
View Articleイセエビと罪悪感
今日はイセエビの話。先日、『サーレ・エ・ぺぺ』の“イセエビのベッラヴィスタ”という料理を翻訳しました。丸ごとのイセエビの真っ赤な殻の上に、輪切りにしたイセエビの身が並び、さらにその上にトリュフのスライスがのったゴージャスな一品です。でも、豪華な見た目の割に、作るのは簡単で、イセエビよりも付け合せのほうが手間がかかる料理です。でイセエビはどう料理するかと言うと、クールブイヨンでゆでて殻から出し、輪切り...
View Articleトレンティングラナ
今日はチーズの話。翻訳中に、“trentingrana”という材料名を見かけました。トレンティングラナ。リチェッタの中に、この名前が登場したのは初めてです。チーズの名前です。管理組合のhpはこちら。こんなチーズ...
View Articleカピトーネ
今日はウナギの話です。ウナギは以前にもブログで取り上げたことがあります。こちら。その時も書きましたが、日本では夏の暑い時期に食べるイメージのウナギですが、イタリアでは地方料理のクリスマス料理の食材として知られています。イタリアンなウナギ料理。ウナギとポレンタ。...
View Articleクリスマスのディナー
唐突ですが、今日はクリスマスの話。『ヴィエ・デル・グスト』の記事の解説です。クリスマスパーティーの意味って、考えたことありますか?なぜ、ツリーを飾ってご馳走を食べるのか?まあ、キリストのお誕生会?ぐらいのことは想像しますよねー。盛大なお祝いだから、キリスト教徒じゃないけど、ついでにちょっと便乗しちゃいましょー、とか。でも、そんないい加減な考えが恥ずかしくなるような深い意味が、クリスマスのご馳走の裏に...
View Articleブッシュ・ド・ノエル
今日はブッシュ・ド・ノエルの話。この、フランスの薪の形をしたクリスマスケーキの由来については諸説あるようですが、今回は『サーレ・エ・ペペ』の説をちょっとご紹介。Bûche de Noël /...
View Articleロールケーキ
ブッシュ・ド・ノエルは、イタリア語で言う、トロンケット・ディ・ナターレ。Tronchetto di Natale。由来を知って、薪に似ている形が正統派なんだなあと、改めて納得。表面を覆って樹皮に仕立てるクリームはガナッシュ、中はビスキュイ。ビスキュイは、イタリア語ではパン・ビスコットpan...
View Article